美容室(ヘアサロン)のシャンプーと市販のシャンプーは何が違う?メリット・デメリットも解説       

シャンプーの種類は多く、テレビCMでもさまざまなタイプが紹介されています。自分に合ったシャンプーを見つけることで髪や頭皮をいたわることができ、スタイリングもスムーズにきまるものです。

市販のシャンプーを愛用されている方も、美容室(ヘアサロン)でシャンプーしてもらうと市販にないよさを感じることでしょう。ここでは、美容室のシャンプーと市販のシャンプーについて成分や価格の違い、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

美容室のシャンプーと市販のシャンプーの主な違いとは?

美容室で使われており、販売もしているいわゆるサロンジャンプ-は少々お高く感じるため、自宅では市販のシャンプーを使うケースが多いのではないでしょうか。両者を比較するために、主な違いをみてみましょう。

1.使用している栄養成分と配合量が違う

一般的に美容室のシャンプーと市販のシャンプーとは、配合量が異なります。美容室のシャンプーは30%程度が水なのに対し、市販の場合はおよそ半分が水からできているとされます。つまり、サロンシャンプーのほうが配合量は濃いことになります。

シャンプーの種類は、成分によってアミノ酸系やアルコール系、石けん系、ノンシリコンなどがあります。人間の身体は、20種類のアミノ酸から作られています。アミノ酸系シャンプーはアミノ酸系洗浄成分を配合しており弱酸性のため、髪や頭皮にやさしいシャンプーです。

アルコール系シャンプーは、石油系合成界面活性剤を配合しています。脱脂力が高いため刺激が強く、髪や頭皮の環境を良好に保つには向いていません。

石けんは、基本的に牛脂など動物性の油脂やヤシ油、綿実油など植物性の油脂を主成分とします。石けん系シャンプーは天然由来の界面活性剤を使用しているため肌にやさしく、敏感肌の人も安心して使用できます。

近年になって増えてきたノンシリコンシャンプーは、成分にシリコン(シリコーン)が含まれないシャンプーのことを指します。シリコンは髪のキューティクルを保護して手触りをよくする役割があるため、ヘアダメージが気になる場合は効果的です。一方、ノンシリコンシャンプーは軽い仕上がりになるため、さらさらとした髪を実現します。

美容院のシャンプーは、主にアミノ酸系が使われています。一方。市販のシャンプーは石油系が多いといわれます。いずれにしろ、配合成分をよく確認してシャンプーを選ぶことが重要です。

2.汚れを取り除く洗浄力が違う

洗浄力については、市販のシャンプーのほうが強い傾向にあります。市販のシャンプーはきめが粗いものの泡立ちがよく、1回洗っただけできれいになったような感じがします。美容室のシャンプーは洗浄力が比較的低いとされますが、きめ細かな泡立ちで頭皮の汚れをしっかり洗い上げる感じになります。

3.値段が違う

美容院のシャンプーは市販のシャンプーよりも価格が高いイメージがあります。市販の場合は千円しないシャンプーもあるのに対して、美容室で売られているシャンプーは2千円~3千円もすることがあります。サロンシャンプーのほうが質の高さを追求している分、値段も高くなる傾向にあります。

美容室のシャンプーのメリット

美容室でシャンプーしてもらった際に、美容師からサロンシャンプーを勧められるケースは少なくありません。もちろん購入するか否かは自由ですが、判断に困らないようサロンシャンプーのメリットを知っておくとよいでしょう。

髪や頭皮への負担が少ない

サロンシャンプーは、一般的にアミノ酸系シャンプーを使っています。髪の毛は8割程度がタンパク質でできており、そのタンパク質は無数のアミノ酸から構成されているのです。髪の毛や頭皮と同じ成分であるため、負担が少なくて済みます。

また、サロンシャンプーは弱酸性で汚れをじっくり落とすため、洗浄力は強くありません。刺激が少ないため、髪や頭皮をやさしくいたわります。

カラーやパーマを長持ちさせる商品もある

美容室では、髪をカラーリングしたあとのことも考えられています。サロンシャンプーにはカラーリングやパーマネントの効果をできるだけ維持して、髪のコンディションも保つことを目的としたものがあります。

アミノ酸系シャンプーの洗浄成分ならば、髪の中に浸透したヘアカラーが流れ出にくいため、カラーリング後も褪色が遅く色持ちが期待できます。洗浄力が強すぎず髪にやさしいため、摩擦による影響が少なくパーマも長持ちします。

近年はUVカット効果が期待できるサロンシャンプーも増えており、カラーリング後も色落ちするペースを遅らせるだけでなく、髪を紫外線によるダメージから守ってくれます。

栄養成分が豊富に配合されている

サロンシャンプーは弱酸性のため、ボディーソープのように肌にやさしいのが特徴です。栄養成分の含有量が高いだけでなく、配合されている成分が高品質なうえに種類も豊富で、乾燥肌や敏感肌、アレルギーといった悩みに対応できるものも探せます。

実際にシャンプーしてくれた美容師に相談できるのは、大きなメリットです。泡立ちや髪を洗うときの指のどおり、洗い終えてからの仕上がり感などによって自分に合ったものを選びましょう。

種類が豊富で髪の悩みにあわせて選びやすい

サロンシャンプーは美容室がメーカーと契約した美容室専売品が多いため、さまざまな種類があります。シャンプーとして大切な洗浄力をはじめ、髪や頭皮にやさしい適度な刺激、うるおいを与える保湿成分などポイントを押さえて選ぶことが可能です。

美容室で施術を終えた仕上がりを、少しでも長く維持することを目的として作られたプロ仕様のシャンプーです。泡立ちや香り、髪のまとまり感などもチェックして選びたいですね。

美容室のシャンプーのデメリット

髪や頭皮にやさしく栄養成分も豊富なサロンシャンプーですが、デメリットがないわけではありません。

値段が高い

サロンシャンプーは、基本的に市販のシャンプーより「水」の含有率が低めです。一方、市販シャンプーに比べて「保湿・補修成分」の配合が多いため、価格に反映して値段が高くなります。

それぞれの美容室が独自にメーカーに発注してプロ仕様のサロンシャンプーを作ることも、値段が高い理由の一つといえるでしょう。

髪質にあわない場合は効果を感じにくい

シャンプーは使い続けているうちに、効果を実感するものです。サロンシャンプーを購入して自宅で使用したものの、もし自分の髪質に合わないシャンプーだったら効果を感じにくい可能性があります。その場合は、購入した美容室に具体的な状況を伝えて相談しましょう。

市販のシャンプーのメリット

市販のシャンプーは、テレビCMや新聞広告などで次々と新商品が紹介されます。ドラッグストアやコンビニでもシャンプー売り場にズラリと並んでおり、現状は多くの方がサロンシャンプーよりも市販のシャンプーを使われているのではないでしょうか。

泡立ちがよく洗浄力が高い

シャンプーに大切なのは、洗浄力と泡立ちのよさといわれます。市販のシャンプーは高級アルコール系が主流ですが、近年はアミノ酸系のグルタミン酸系、アラニン系、グリシン系、ほかにオレフィン系やタウリン系、ベタイン系などが見受けられるようになりました。基本的に高級アルコールを中心として、アミノ酸やシリコン、ヒアルロン酸などが配合されたものです。

高級アルコール系シャンプーは、とにかく洗浄力が強いのが特徴です。泡立ちもよく、少量でも頭皮の皮脂や汚れを洗い落とせることから主成分として使われます。

比較的安価で購入できる

市販のシャンプーは、サロンシャンプーに比べて安価で購入できます。市販シャンプーの主流となる高級アルコール系は、メインの成分に可能な限りコストをかけないようにしているためです。

ひとり暮らしから大家族まで、幅広い年齢層の人々が利用することを考えて作られており、大量生産することもコストダウンにつながっています。

市販のシャンプーは高級アルコールを主成分としながら、アミノ酸系やシリコン入りからノンシリコンタイプまで製品は多岐にわたります。比較的安価なためいろいろな種類を試して、自分に合うタイプを見つけやすいこともメリットです。

市販のシャンプーのデメリット

市販のシャンプーは、美容師でなくとも老若男女誰もが使いやすいように作られています。泡を立てるのが簡単で香りがよく種類も多い反面、洗浄力が強いため髪や頭皮へのダメージが心配です。

一部の市販ジャンプ-には、次のようなデメリットが指摘されています。ただし、近年は市販品でもさまざまな成分を配合したものが増えており、すべての商品がそうだとは限りません。

ヘアカラーやパーマが持続しにくい

市販のシャンプーはサロンジャンプ-に比べて、ヘアカラーやパーマの効果が持続しにくいといわれます。市販のシャンプーは、シリコンを使用している場合が少なくありません。シリコン(シリコーン)は、ケイ素などから構成された合成樹脂です。コーティング剤としてワックスやトリートメントといったヘアケア製品や日焼け止め、ファンデーションなど化粧品にも用いられます。

シリコンシャンプーは髪のキューティクルをしっとりとコーティングし、まとまった仕上がりになるのが特徴です。ノンシリコンシャンプーは、さらっとした軽い仕上がりになります。

シリコンには、洗っても髪に蓄積しやすいタイプがあります。はじめはしっとりとして仕上がりがよいものの、継続的に使用すると髪や頭皮にべたつきを感じることがあります。そのようにシリコンが髪に残ってコーティングされた状態になると、ヘアカラーが染まりにくくなったり、パーマがかかりにくくなったりする可能性があります。

髪や頭皮への刺激が強い場合がある

石油系合成界面活性剤が主成分となる高級アルコール系シャンプーは、洗浄力が強いのが特徴です。脱脂力も強いため、髪や頭皮への刺激が強すぎることがあります。その場合、洗い上がりの髪や頭皮は乾燥しやすくなり、毛根にもよくありません。乾燥肌や敏感肌の方は注意が必要です。

まとめ

美容室のシャンプーと市販のシャンプーとの違いについて説明しました。一般的な特徴を比較しましたが、実際には日々さまざまな種類のシャンプーが作られています。それぞれ成分や説明書きをよくみたうえで、ご自身に合うシャンプーを探すことをおすすめします。

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