海外のメイクアップアーティストになるには?活躍するための学び方や、必要なスキルを紹介   

海外で活躍する日本人のメイクアップアーティストが増えています。憧れのファッションショーや撮影など、バックステージに携わることも夢ではありません。ここでは、海外のメイクアップアーティストになるためにどのような方法があるのか、学び方や働くために必要なことなどを紹介します。

海外でメイクアップアーティストとして働くチャンスはある?

日本人が欧米などで、プロのメイクアップアーティストとして活躍できる可能性は十分にあるでしょう。海外では日本人に対して真面目で礼儀正しく、集中力があって緻密な作業が得意というイメージを持っています。メイクアップアーティストとして働くには、相手とコミュニケーションを取ることも重要です。メイクアップでは技術だけでなく、お客さまのことを気遣う姿勢や失礼にならないためのマナーも必要になってきます。それらのスキルを兼ね備えている人が多い日本人は、海外のサロンでも歓迎される傾向にあります。

ただし、プロのメイクアップアーティストになるならば、日本で活躍する場合と同じくメイクアップの知識や技術はある程度身につけておかねばなりません。

海外でメイクアップアーティストとして活躍するには

メイクアップアーティストとしての経験がない場合は、日本で勉強してから海外に渡ることをおすすめします。国内でどのような資格を取得しておくべきか、メイクのほかに学んでおいたほうがよいことを把握して準備することが重要です。

まずは日本でどんな人にも対応できる技術を磨く

メイクアップアーティストはさまざまなクライアントを相手にするため、交流や接触は欠かせません。海外では人種によって肌の色合いや質感が違うため、コスメの選び方やメイクのコツを知っておく必要があります。国内で可能な限り体験して、メイク力をつけておきましょう。

また、ヘアメイクアーティストの仕事内容はどのような業界で働くかにより異なります。たとえば、テレビや映画など芸能界の仕事では、芸能人にヘアメイクを施します。タレント自身が望むイメージを崩さないように、出演作品の監督やプロデューサーの趣旨にも応えなければなりません。現場ではタレントがアクションシーンなどを演じて汗をかき、メイクや髪型が崩れたときに速やかに直せるように待機する必要があります。

雑誌や広告関連の仕事では、撮影を行うモデルが相手になります。制作者がアピールしたい趣旨を汲みとり、モデルのヘアメイクを考えなければなりません。

ブライダル業界では、結婚式やウェディングフォトの撮影で新郎新婦を相手にヘアメイクを行います。結婚式はウェディグドレスと和装では雰囲気がガラリと変わるため、それに対応しなければなりません。ほかにも、化粧品メーカーの仕事や、ファッションショーでの特殊メイクなどがあります。

海外では言語の違いが障壁となるため、日本国内で人種や業種に合わせて対応できる技術をつけておくことが望ましいでしょう。

海外でも評価の高い資格を取得する

メイクアップアーティストになるには、国家資格の美容師免許を取得せねばなりません。そのためには、都道府県知事が指定する美容師養成施設を卒業して、厚生労働大臣認可による美容師国家試験に合格する必要があります。民間の通信講座や、独学で勉強しただけでは受験資格を得られないので注意しましょう。

メイクアップアーティストとしてスキルアップのため、美容師免許以外にもメイクや美容に関する資格を取得することをおすすめします。

たとえば、一般社団法人IBF国際美容連盟による「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」は、海外でも通用する資格として知られます。ほかにも、メイクアップアーティスト団体・JMANによる「JMANメイクアップ技術検定」、文部科学省が後援している一般社団法人日本化粧品検定協会「日本化粧品検定」、日本パーソナルカラー協会による「色彩技能パーソナルカラー検定」、一般社団法人メイクセラピストジャパンの「メイクセラピー検定」などがあります。

民間資格はそれぞれに特色があるため、自分がどのようなことを重点的に学びたいかよく検討して選ぶようにしましょう。なお、日本におけるメイクの資格は海外で通用しない場合もあるので注意が必要です。

メイク以外のスキルを付ける

メイクアップアーティストは、メイクのほかにもさまざまなスキルが求められます。クライアントの要望を上手に引き出して満足してもらうには、カウンセリングが重要です。それには、コミュニケーションが得意でなければなりません。

また、相手をよく観察して魅力的な部分や、コンプレックスに感じている部分を見つける観察力も必要です。現場によっては仕事がスムーズに流れるように、全体の動きを見極める視野の広さも重要になります。

メイクアップアーティストは、基本的に立ったまま施術をします。そのため、長時間に渡り座らなくても仕事を続けられる、タフな体力もスキルの一つといえるでしょう。

入念な準備をしよう!

日本で美容知識やメイクの技術を学ぶだけでは十分ではありません。海外に渡って現地で働くためには、労働ビザが必要です。その国独自のメイクアップアーティストの免許がなければ働けないこともあるため、事前によく確認しておきましょう。場合によっては、現地の美容学校やヘアメイクスクールで学び直さねばなりません。

海外で活躍するメイクアップアーティストになるための学び方

メイクアップアーティストとして活躍するには、美容師免許を取得しただけでは十分とはいえません。メイクやコスメ、ヘアスタイリングについてより深く学び、スキルアップする必要があります。

専門学校やスクールに通うことも一つの方法です。とくに海外でメイクアップアーティストになるには、多様な人種のクライアントを相手にするため、あらゆる肌の人に対応できるメイク力を身につけることが必要です。 

国内の美容学校で学ぶ

メイクアップアーティストの経験が乏しければ、まずは、日本国内にある専門学校やスクールで学んだほうがよいでしょう。いきなり海外に渡って現地のスクールに通った場合、言葉の壁や生活環境の違いに戸惑ってしまいプレッシャーを感じる可能性があるからです。

たとえば、米ニューヨークで活躍する日本人のメイクアップアーティストの場合、日本の美容専門学校で学び、国内の化粧品メーカーに就職してから海外に進出したというケースもあります。

国内の美容学校では、一般的にさまざまな肌質の人を相手にメイクする機会が多くはありません。その点が心配ならば、海外の専門学校で学ぶことも考慮しましょう

海外の美容学校へ留学する

海外の美容学校で一定期間学ぶことをメイク留学といいます。運がよければ、世界的なスターを排出するハリウッドやパリコレで活躍するメイクアップアーティストの授業を受けられるかもしれません。海外のアーティストとつながりができれば、現地で働く足がかりになる可能性もあります。

留学先には、メイクや美容の本場といわれる国を選びたいところです。たとえば、世界中からテレビや映画、舞台に関わる業界でメイクの腕を磨きたい人々が集まってくるアメリカです。憧れのハリウッドでメイクアップアーティストとして活躍したいならば、やはりアメリカの専門学校やスクールに留学するのがおすすめです。

フランスは、コスメティックの本場として有名です。パリコレなど、ショー業界でメイクアップアーティストとして活躍したい人に向いています。オーストラリアもメイクやヘアメイクのスキルが高く、オーガニック化粧品を使った自然に優しいメイクを学びたい人におすすめです。

カナダは映画産業が盛んで、留学生の就労環境が充実しているため、留学生活とアルバイトを両立させるのに適しています。アジア圏では、韓国が美容大国として知られ、韓国流のメイクは日本でも人気があります。韓国にメイク留学をして、韓国美容が得意なメイクアップアーティストして活躍することも可能です。

なお、メイク留学にかかる費用の一例は次のようになります。アメリカは、3週間で約75万円、オーストラリアは4週間で約45万円、フランスは26週間で約60万円、カナダは12週間で約120万円、フランスは26週間で約約60万円、韓国はおよそ半年で150万円ほどかかると考えてください。

国内の美容学校で学んだのち、海外のスクールに短期留学する

メイク留学に必要な費用を考慮すると、日本の美容学校で基礎的な知識や技術を学んでから、海外のスクールで人種ごとに違ったメイク方法を身につけるという方法もあります。いずれにしろ、自分が目指すメイクアップアーティスト像と、現地のメイクが合っているかをよく調べて選ぶようにしましょう。

海外でメイクアップアーティストとして働くために必要なこと

海外でメイクアップアーティストとして働くには、美容の知識やメイク、ヘアスタイリングのスキルのほかにも必要なことがあります。

コミュニケーションスキルを鍛える

メイクアップアーティストは、クライアントがどのようなことを望んでいるのか聞き出さねばなりません。海外ではさまざまな遵守を相手にするため、なおさらコミュニケーション能力が必要です。

積極的に行動する

ニューヨークやパリなどメイクの本場では、世界各国から一流のメイクアップアーティストを目指して多くの人が集まります。競争も烈しいため、日本人が活躍するには積極的に行動する必要があります。

前向きな姿勢、柔軟な考えを持つ

海外でメイクアップアーティストになるには、言葉や生活環境の違いがあって日本国内より苦労は多いでしょう。前向きな姿勢で臨み、日本とは異なる常識にも柔軟に考えて対応することで乗り越えねばなりません。

目標、キャリアプランをしっかり立てる

自分がどのようなジャンルで働きたいのか、目標を明確にしましょう。ドラマや映画の現場でタレントを相手に活躍したいのか、ショーのバックステージでモデルをメイクしたいのか、一般の人を対象にビューティーアドバイザーとして働きたいのか、キャリアプランを考えておくことが重要です。

まとめ

海外でメイクアップアーティストになる方法について説明しましたが、日本よりもさらに知識とスキルが必要になると考えておきましょう。それをクリアするには、日本のメイクアップスクールで基本を学んだうえで、海外にメイク留学することをおすすめします。

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