ヘアオイルの効果的な使い方は?知られざる役割から使うべきタイミングまで紹介

「ヘアオイル」を誤った方法で使用している方がたくさんいます。ヘアオイルを適切な方法で使用をしないと、単に消費するだけでなく髪を傷める恐れがあります。ヘアオイルには適切な使用方法がありますが、それらをきちんと理解して使用している方は多くありません。そこで今回は、効果的なヘアオイルの使い方や使うタイミングについて解説します。

ヘアオイルとは

ヘアオイルとシャンプーを同じものと考える方もいますが、ヘアオイルとシャンプーの役割はまったく異なります。髪を清潔に保つという面では、ヘアオイルはシャンプーと同じですが、それぞれ役割が異なるため、特徴について知っておく必要があります。ここではヘアオイルの役割について解説します。

ヘアオイルとは

ヘアオイルを使用すると髪に油分を与えられるため、つやを出したりまとまりをよくしたりできます。シャンプーは髪の汚れを落とすことが目的のため、ヘアオイルとは役割が異なります。

ヘアオイルの役割

ヘアオイルはつやを出すだけでなく、ほかにもいくつか役割があります。たとえば、ヘアオイルを使用すると髪の摩擦やパサつきを防げます。髪にうるおいを与えられるため、紫外線や乾燥、熱などから髪を守る役割もあります。
傷んだ髪をケアするヘアオイルやスタイリングとして使用するヘアオイルなど、いくつか種類があります。液体状やドロッとした固形のオイルなど質感も異なるため、希望のヘアスタイルに応じてヘアオイルを選ぶことが重要です。

ヘアオイルの使用頻度

ヘアオイルは、基本的に毎日使用しても問題ありません。しかし、一度にヘアオイルをつけすぎてしまうと、つやが出すぎるため適量を使用してください。毎日継続的にヘアオイルを使うと、乾燥や紫外線などの髪へのダメージを減らせます。

ヘアオイルの使用方法

ヘアオイルを単に使用するのではなく、使用方法を理解して使いましょう。ヘアオイルを適切に使用しないと、髪に油分を浸透させられず上手く髪になじみません。ここでは、ヘアオイルの使用手順を5つのステップで紹介します。

ステップ1:タオルで水をしっかりふき取る

髪を洗ったあとは、しっかり水滴をふき取りましょう。タオルで水滴をしっかりふき取ることで、ヘアオイルの浸透がよくなります。水滴が残っている状態ではヘアオイルの効果が薄くなるため、手で触って水滴がなくなったことを確認してください。
また、タオルを強く押し付けて水滴をふき取るのもよくありません。力を入れすぎて水滴をふき取ると、摩擦で髪の毛が傷みやすいです。タオルで水滴をふき取る際は、優しく包み込むように行うことが重要です。

ステップ2:ヘアオイルを手に乗せる

タオルで水滴をしっかりふき取ったあとは、ヘアオイルを手に数滴出しましょう。ヘアオイルを数滴手に出す際は、ヘアオイルのパッケージに書いてある適量を出すことが重要です。ヘアオイルが少なすぎると髪へは浸透せず、逆につけすぎるとべたつき感が残ります。商品により適量が異なるため、商品の使用方法を確認してください。

ステップ3:手でヘアオイルを温める

手のひらにヘアオイルを出したら、手の中で温めながらヘアオイルを伸ばしましょう。ヘアオイルを手のひらで温め、伸ばすことで、髪につけた時浸透しやすくなります。手の中で温めずにヘアオイルをそのまま使用すると、髪に上手く浸透せずべたつきが残る場合があります。

ステップ4:髪全体にヘアオイルをなじませる

手でヘアオイルを温めたら、髪全体になじませましょう。髪の傷んでいる部分や乾燥している部分を重点的に、毛先から真ん中ぐらいまでを目安になじませてください。髪の外側だけでなく、髪の内部までしっかりなじませることが重要です。

ステップ5:ドライヤーで乾かす

髪全体にヘアオイルをなじませたら、ドライヤーで髪を乾かしましょう。ドライヤーの前にヘアオイルをなじませておくことで、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。髪の毛は熱に弱いため、ヘアオイルを使用してからドライヤーを行いましょう。

ヘアオイルの効果的使用方法

ここまでは、ヘアオイルの基本的な使用方法について解説しました。ヘアオイルは、朝と夜とでは適切な使用方法が異なるため、時間帯によりどのような違いがあるか知っておくのが重要です。朝と夜のそれぞれの場合に分けて、ヘアオイルの使用方法について解説します。

朝にヘアオイルを使用する場合

朝にヘアオイルを使用すると、髪にうるおいを保たせたまま一日を過ごせます。朝にヘアオイルを使用したい方は、以下の点に注意してヘアオイルを使用しましょう。

アイロンやドライヤーの前に使用する

ヘアアイロンやドライヤーを使用すると、熱により髪がダメージを受けてしまいます。ヘアオイルをアイロンやドライヤー前に使用することで、髪の水分を失うのを防げる効果もあります。朝にドライヤーを使用する際は、ヘアオイルをつけてから髪を整えることが重要です。

スタイリングに使用する

スタイリングのあとに、ヘアオイルを使用するのもよいでしょう。スタイリングのあとにヘアオイルを使用すると、スタイリングをした髪の状態でうるおいを保てます。しかし、スタイリングとしてヘアオイルを使用できない場合があるため、使えるかをきちんと確認しましょう。
また、ヘアオイルにバームを加えることで、自然な状態に仕上がるためいっしょに使用することをおすすめします。

ブラッシングの前に使用する

寝癖を直すために、朝起きてすぐにブラッシングをするのはよくありません。朝起きてブラッシングをする際は、ヘアオイルを使用するとよいでしょう。ブラッシングをする前にヘアオイルを使用することで、髪の摩擦を防げ、静電気やからまりも防止してくれます。

夜にヘアオイルを使用する場合

夜にヘアオイルを使用すると、翌日までうるおいが残るだけでなく、寝返りの摩擦を防げるメリットがあります。夜にヘアオイルを使用する際は、以下のタイミングで行いましょう。

髪を洗う前にヘアオイルを使用する

お風呂に入る前に、ヘアオイルを使用しましょう。ヘアオイルを使用せずにシャンプーで髪を洗うと、摩擦で髪が傷むことがあります。ヘアオイルは摩擦を防ぐだけでなく、うるおいも保てます。髪を洗う前に、ヘアオイルをつける習慣を身につけましょう。

トリートメントと一緒に使用する

ヘアオイルをトリートメントと一緒に混ぜて使用する方法があります。トリートメントとヘアオイルの2種類を混ぜることで、トリートメントで髪への栄養を補い、ヘアオイルが閉じ込める役割を果たしてくれます。普通にトリートメントを使用するよりも、長時間うるおいをキープできます。トリートメントを使用する際は、2、3滴ヘアオイルを垂らしてから使用しましょう。

頭皮マッサージをする際に使用する

ヘアオイルはシャンプーのときだけでなく、頭皮マッサージのときにも使用できます。頭皮マッサージを行う際は、指の圧力で髪を痛めてしまう可能性があるため、ヘアオイルを頭皮になじませて使用するのがおすすめです。
髪の表面になじませて、指の力で毛穴をもみこむようにマッサージをすると上手く浸透します。頭皮マッサージのあとは、少し暖かい濡れタオルで頭皮を保湿させてから、きれいにお湯で洗い流しましょう。
また、頭皮マッサージでヘアオイルを使う際は、頭皮マッサージ専用のヘアオイルを使用してください。なかには、頭皮マッサージで使用できないヘアオイルもあるため、確認が必要です。

ドライヤーの前に使用する

ヘアオイルをドライヤーの前に使うことも効果的です。シャンプーで洗髪後、タオルでしっかり水滴をふき取り、ヘアオイルを塗布します。こうすることで髪を熱から守り、乾燥を防ぐ役割を果たしてくれます。ドライヤーを使用する際は、ヘアオイルを塗ることを習慣づけてください。

寝る直前に使用する

寝る直前にヘアオイルを使用することで、布団やまくらの摩擦を防げます。ヘアオイルを使用すると摩擦を軽減できるだけでなく、髪を保湿できるため髪の毛の乾燥予防にもつながります。
しかし、ヘアオイルを寝る前に使用する際はつけすぎには注意してください。寝る直前にヘアオイルをつけすぎてしまうと、ベタベタした状態が残ってしまいます。少し髪になじむ程度の適量を意識して使用しましょう。

まとめ

今回は、ヘアオイルの効果的な使い方や役割について解説しました。ヘアオイルを適切な方法で使用すると、うるおった清潔な状態を維持できます。シャンプーやドライヤーを使用する前に、ヘアオイルをなじませることを習慣づけてください。

ヘアオイルは朝と夜のともに使用できるため、ご自分のライフスタイルに合わせてヘアオイルを使ってみるといいでしょう。