まつ毛パーマとパリジェンヌを徹底比較|2つの違い・おすすめする人の特徴を解説

「まつ毛パーマ」と「パリジェンヌ」は、自分のまつ毛を活かして目元をより魅力的にみせる美容技術です。しかし、これら2つの違いが理解していないと、自分に最適な施術がどちらかわからず期待した効果が得られないかもしれません。

今回は2つの施術をあらゆる角度から徹底比較し、その違いを明確にします。それぞれの施術に適している方の特徴も具体的に説明しているので、まつ毛美容を検討中の方の参考になれば幸いです。本記事を元に最新の美容トレンドを活用し、さらなる自分磨きを目指しましょう。

まつ毛パーマとは?

まつ毛パーマは自前のまつ毛にパーマをかけて、自然で美しいカールを作り出す美容法のひとつです。まつ毛を根元から立ち上げるため、目元を大きく見せる効果があります。また、毎日のメイク時間を大幅に節約できるのも大きなメリットです。

注意点として、まつ毛パーマは専門的な技術と知識が必要なため、セルフで行うのはおすすめできないことです。素人による施術は、まつ毛に重大なダメージを与える可能性があることに加え、パーマ液が目に入れば目の健康を害する恐れがあります。

以上の点から、まつ毛パーマは多くの方に支持される「まつ毛美容」ですが、リスクについても理解しておく必要があります。

パリジェンヌとは?

パリジェンヌとは、まつ毛パーマの一種で日本人のまつ毛に適した方法として知られています。この技法は「80度」の角度でまつ毛の根本を立ち上げ、自然で美しいカールを作り出します。

「パリジェンヌ」はフランス語で「パリの女性」を意味し、まつ毛が自然に上向きになるフランス人の女性をイメージして名づけられました。

まつ毛パーマとパリジェンヌの5つの違い

ここでは、まつ毛パーマとパリジェンヌ、どんな違いがあるのか5つ視点から徹底比較します。

1.技術の違い

2つのまつ毛美容の大きな違いは、デザインの自由度にあります。まつ毛パーマは好みやまつ毛の状態に合わせて、カールの強さや形状など細かい調整が可能です。自然なカールを好む方、強く立ち上げたい方など、顧客の個性や要望を反映できる点はまつ毛パーマの大きな特徴です。

一方、パリジェンヌは特定の角度でまつ毛を立ち上げる独特な施術を採用しています。自然で美しいカールが作り出せるのは利点ですが、顧客の好みに合わせたデザインは不向きかもしれません。

2.立ち上がりの角度が違う

まつ毛パーマとパリジェンヌの明確な違いとして、立ち上がりの角度があげられます。まつ毛パーマは全体をカールしパーマすることで、自然な立ち上がりと繊細なカーブを作り出します。

一方、パリジェンヌはまつ毛を根本から80度の角度で立ち上げる施術法です。こちらは瞳がきれいに見える角度とされており、その結果、目元の明確な印象づけが可能になっています。

3.施術時間

2つのまつ毛美容の違いは、施術時間にもあらわれます。まつ毛パーマの施術時間は、40分程度で終了します。少ない時間で完了するのは、多忙な女性には嬉しいポイントです。

パリジェンヌは独自の施術法を採用していることもあり、施術時間は60〜90分程度とまつ毛パーマよりも時間がかかります。

4.安全性

まつ毛パーマとパリジェンヌの施術は、それぞれ専門的な知識と技術を必要とします。施術時の安全対策や、トラブル発生時の対応能力も重要になるからです。なお、まつ毛パーマは美容師免許保有者のみが行える美容技術です。

一方、パリジェンヌは美容師免許のほかに専門講習を受講したアイリストだけが施術できます。この専門講習は、パリジェンヌの施術を確実かつ安全に行うためには必須となっています。

結論として、どちらの美容技術も専門家が行うため安全性は高いといえるでしょう。しかしながら、パリジェンヌの方が専門的な講習を受けたアイリストだけが行うため、その安全性はさらに高いと考えられます。

5.価格帯

2つのまつ毛美容は、価格帯も大きく異なります。まつ毛パーマは手頃な価格で、相場は2,500円〜4,000円程度です。このリーズナブルな価格設定が多くの女性の心をつかみ、日本全国に広がっていきました。

一方パリジェンヌの価格相場は4,000円〜8,000円程度で、まつ毛パーマよりも高価です。理由は特殊な薬剤を使用していることに加え、専門的な技術が必要になるためです。これらの要素が価格に反映され、パリジェンヌはまつ毛パーマに比べると高価になります。

まつ毛パーマのメリット

多くの女性が認知している「まつ毛パーマ」ですが、さまざまなメリットがあるのをご存じでしょうか。まつ毛パーマの具体的なメリットを解説します。

デザインの豊富さ

まつ毛パーマは、ロットを巻きパーマ液でまつ毛にカールをつけていく技術です。この手法はデザインを自由に変えられるため、多くの女性から支持を集めています。まつ毛を巻くロットは主に2種類あり、シリコン式とゴム式が一般的です。

シリコン式はゴム式よりも柔らかく、まぶたの形状に適応しやすい特徴があります。一方、ゴム式はどのような形状のまぶたにもフィットする特性を持っています。これにより特殊な形状のカールを作ることも可能です。

したがって、デザインが豊富な点はこの施術のメリットといえるでしょう。

一重やまぶたに厚みがあっても大丈夫

一重やまぶたに厚みがある方は、施術ができないと不安に感じるかもしれません。しかし、まつ毛パーマはこのような方々にも適しています。その理由は、日本人の多くがまつ毛の生え方が下向き傾向にあるためです。

一重やまぶたに厚みがある方でも、施術が可能な点はまつ毛パーマの大きなメリットといえます。

可愛らしい目元になる

まつ毛パーマは、自然なカールを長期間保ち続けられる点が大きな魅力です。メイクを落としたあとの「すっぴん」でも、まつ毛のカールが持続するため、いつでも目元がパッチリして見えます。また、可愛らしい目元によって自然と表情が明るくなり、より魅力的に映ります。

まつ毛パーマのデメリット

まつ毛パーマが女性たちの間で人気を博している一方で、いくつかのデメリットも存在します。目元の美しさを追求する女性にとって、これらの情報認識はとても重要です。このセクションでは、まつ毛パーマで想定されるデメリットについて解説します。

まつエクが一定期間できない

まつエクは、人工のまつ毛を自前のまつ毛に接着させる技術です。しかし、パーマによって変形したまつ毛は、まつエクの接着に適していません。まつエクをする場合は、自前のまつ毛が生え変わるまでの3〜4か月後まで待たなければなりません。

まつ毛が短いとデザインが限定される

まつ毛の長さは、まつ毛パーマのデザインに大きな影響を与えます。たとえば、カールを強くするようなデザインを選択した場合、まつ毛が短すぎるとまぶたに届かない問題が生じます。これは、カールの形状が短いまつ毛では表現しきれない事象から起こる問題です。まつ毛の長さに不安を感じる方は、専門家に相談するとよいでしょう。

パリジェンヌのメリット

パリジェンヌと呼ばれる美容技法は、魅力的なメリットにより多くの女性から支持を受けています。それでは、どのようなメリットがあるのか詳しく説明します。

パリジェンヌは、まつ毛の根元にクセをつける美容技法です。これにより、上向きになったまつ毛が視覚的に目を大きく見せる効果を生み出します。目元全体が明るく開放的に見え、印象的な目元の演出が可能になります。目を大きく見せたい、自然ながらも印象的な目元を求める方には有効な選択肢となるでしょう。

目が大きく見える

パリジェンヌは、まつ毛の根元にクセをつける美容技法です。これにより、上向きになったまつ毛が視覚的に目を大きく見せる効果を生み出します。目元全体が明るく開放的に見え、印象的な目元の演出が可能になります。目を大きく見せたい、自然ながらも印象的な目元を求める方には有効な選択肢となるでしょう。

まつエクと一緒に使える

パリジェンヌの大きなメリットは、「まつエク」と併用できることです。まつ毛の根本に特殊な薬剤を使用してカールを作る施術のため、まつエクをするときに必要な接着面の確保が可能です。

まつ毛パーマと違い、施術後すぐに「まつエク」ができないといった問題を解決できます。まつエクを楽しみたい方、まつ毛にボリューム感を出したい方にとって、パリジェンヌは魅力的な選択肢といえるでしょう。

まぶたのリフトアップが期待できる

パリジェンヌはまつ毛の根元を立ち上げ、目元全体の引き上げ効果が期待できる施術です。その結果、まぶたの位置も自然に上がり、リフトアップが実感できるかもしれません。

とくに、加齢とともにまぶたのたるみが気になる方は、このリフトアップ効果は大変魅力的に映るでしょう。まぶたのリフトアップによって、全体的に目元が明るく開放的に見え、より若々しくすっきりとした目元の印象になるでしょう。

さらに、このリフトアップ効果は長期間続くため、日常生活でも恩恵を受けられる点も大きなメリットです。

パリジェンヌのデメリット

すべての美容法には、メリットとデメリットが存在します。それはパリジェンヌも例外ではありません。メリットばかりに気を取られると、デメリットを見落とすことにもつながるため注意が必要です。ここでは、パリジェンヌのデメリットを詳細に解説します。

施術費用の高さ

パリジェンヌのデメリットは、なんといっても施術費用の高さです。まつ毛パーマと比較すると、施術費用の高さは一目瞭然です。これは、パリジェンヌが特殊な薬剤と独自の技術を要するためです。

具体的には、パリジェンヌの施術は1回につき4,000円〜8,000円程度が一般的です。一方、まつ毛パーマの施術費用は2,500円〜4,000円程度とリーズナブルな価格となっています。

そのため、できる限り施術費用を抑えたい方にとって、パリジェンヌの費用はデメリットといえるでしょう。

まつ毛が立ち上がりにくい方もいる

パリジェンヌは一重や奥二重の方、まぶたに厚みのある方に必ずしも最適な方法ではありません。なぜなら、まぶたの特徴によって、まつ毛が立ち上がりにくい方もいるからです。

こうした自分の目の形状やまつ毛の状態によって、効果が大きく変わる点もパリジェンヌのデメリットといえるでしょう。

まつ毛パーマが適している方の特徴

周囲から注目を集める目元にするため、まつ毛パーマを検討する方もいるかもしれません。しかし、自分に最適な方法かどうか不安を抱く方もいるのではないでしょうか。ここでは、まつ毛パーマに適している方の特徴を紹介します。

自然な立ち上がりを手に入れたい方

まつ毛パーマの魅力は、自然で美しい立ち上がりが手に入る点にあります。毎日マスカラを使用してまつ毛を上げるのが面倒な方、あるいは自然なカールを好む方にとって有効な選択となるでしょう。

一重・まぶたが重たい方

一重またはまぶたが重いと感じる方でも、まつ毛パーマはおすすめできます。この理由は、まつ毛パーマのカールのつけ方次第で自然に上向きになり、目元全体を明るくパッチリと見せられるからです。この美容技術により一重やまぶたが重たい方でも、印象的な目元を手に入れることが可能です。

パリジェンヌが適している方の特徴

美しいまつ毛を作るためにさまざまな美容技術が存在しますが、とくに注目を集めているのがパリジェンヌです。パリジェンヌは一体どのような方に最適なのか、特徴を詳しく説明します

とにかくまつ毛を長く見せたい方

パリジェンヌは、まつ毛を長く見せるのに最適な美容法です。まつ毛の根元からクッキリと立ち上げる施術で、まつ毛が長く見えるためです。結果として目元全体の印象が大きく変わります。したがって、まつ毛をできる限り長く見せたい方にとって、パリジェンヌは最適な選択肢といえるでしょう。

まとめ

今回はまつ毛パーマとパリジェンヌの違い、それぞれのメリット・デメリットなどを詳しく説明しました。まつ毛パーマは自然なカールを作り出し、一重や瞼が重い方にも効果的です。

一方、パリジェンヌはまつ毛を長く見せて目元全体を明るくする効果があります。しかし、施術費用・目の形状・まつ毛の状態によって効果が変わる点も理解しておく必要があります。

まつ毛美容に興味がある方は、今回の記事を参考に自分のまつ毛に最適な美容法にチャレンジしてはいかがでしょうか。