メンズの縮毛矯正で失敗しない方法!相性のいい髪型も紹介

縮毛矯正は長年のくせ毛を落ち着かせ、扱いやすくするためにおすすめの方法です。特に、メンズは毛先などの細かい違いによって印象がガラリと変わります。ただ、縮毛矯正はもともと髪に負担をかける施術のため、より安全な環境での施術が必要です。
この記事では、「縮毛矯正でくせ毛を落ち着かせたい!」という男性のために、メンズ縮毛矯正で失敗しない方法をまとめました。

目次

そもそも縮毛矯正とは?

縮毛矯正とは、クセの強い髪やお手入れしにくいパーマをきれいなストレートに仕上げる技術です。一般的な美容室では特殊な薬剤と熱の力を使い、髪の毛をまっすぐにします。
パーマやウェーブ、巻き髪など、クセのついた髪の毛はオシャレな反面、毎日のお手入れに時間がかかる点がデメリットです。縮毛矯正を行うことでクセの強い髪の毛でも半永久的にストレートにできるため、お手入れがしやすいスタイルに仕上がります。
ただ、生まれつきクセが強い場合、あとから生えてくる髪の毛は縮毛のままなので、美容室などでの定期的な矯正が必要です。

ストレートパーマとの違い

縮毛矯正とストレートパーマはよく似ていますが、施術方法と直せる範囲に違いがあります。ストレートパーマは「パーマを元に戻すことでストレートヘアに近づける施術」です。ストレートパーマの場合、基本的には熱を使わず、薬剤の力だけでスタイルを整えます。
一方、縮毛矯正は「くせ毛を矯正する施術」です。縮毛矯正では薬剤にくわえて熱処理を行うことで、クセのきつい髪の毛でもきれいなストレートに近づけることができます。
ストレートパーマは「パーマをいったん戻して他の髪型にチャレンジしたい人」、縮毛矯正は「生まれつきのくせ毛をストレートヘアに矯正したい人」におすすめです。

メンズ縮毛矯正のメリット

縮毛矯正には、くせの強い髪の毛であっても湿気によるうねりを落ち着かせ、髪そのものにツヤを出す効果があります。そのため、天然パーマやくせ毛でお悩みのメンズには縮毛矯正がおすすめです。
ここでは、メンズ縮毛矯正の主なメリットを解説します。

湿気によるうねりが避けられる

天然パーマやくせ毛のメンズにとって、湿気による髪の毛のうねりは大きな悩みの種です。縮毛矯正を継続的に行うことでクセの強い髪の毛でもストレートにできるため、湿気や水分による毛先のはね、うねり、もっさり感を解消できます。
スタイリングの幅が広がるのも、縮毛矯正のおすすめポイントです。天然パーマやくせ毛では髪の毛が扱いにくく、そのままではアレンジの幅がどうしても狭くなってしまいます。縮毛矯正によって髪の毛のくせをいったん取り除くことでアレンジの幅が広がるため、ヘアスタイルの変化をさらに楽しめるでしょう。

くせ毛が扱いやすくなる

天然パーマやくせ毛の場合、天候によって髪の毛のコンディションがどうしても左右されてしまいます。縮毛矯正では髪の毛のもともとのくせを、時間をかけて取り除くことができるため、天然パーマでも格段に扱いやすくなります。
しつこい寝ぐせのせいで毎朝のセットに時間がかかったり、雨の日には髪の毛のボリュームが増したりしてしまう方には縮毛矯正が特におすすめです。

髪が伸びるためツヤがでる

髪の毛をストレートに仕上げることが縮毛矯正の大きな目的です。縮毛矯正で髪をまっすぐに整えることで全体にツヤが出るため、見た目にも清潔感を演出できます。

メンズ縮毛矯正のデメリット

長年のくせ毛や天然パーマをストレートに仕上げられる縮毛矯正ですが、髪へのダメージなど、デメリットがいくつかあるのも事実です。ここでは、メンズ縮毛矯正の主なデメリットを解説します。

髪へのダメージがある

縮毛矯正で気になるのが髪へのダメージです。縮毛矯正では専用の薬剤を髪の毛に塗布し、そのうえ高温の熱と圧力によってくせやパーマを戻すため、どうしても髪に負担がかかってしまいます。髪の毛へのダメージを抑える方法は以下のとおりです。

  • 薬剤の種類を変える
  • 頻度を最小限に抑える

塗布する薬剤の種類を工夫することで髪へのダメージをある程度は軽減できます。一般的な縮毛矯正では薬剤を2回に分けて塗布しますが、2回目の薬剤を弱酸性のカラーリング剤に変えることでダメージが抑えられます。
ただ、アルカリ性のカラーリング液はかえって髪に大きなダメージを与えるため、絶対にさけましょう。縮毛矯正である以上、熱処理はどうしても必要ですが、矯正の頻度を最小限に抑えることで改善可能です。
縮毛矯正のダメージを最小限に抑えるための方法として、「リタッチ」があります。リタッチとは、新しく伸びてきた根元部分だけに矯正を施す技術です。すでに矯正を行った部分には基本的に処理を行わないため、ダメージを最小限に抑えられる点がメリットです。

定期的に通う必要がある

縮毛矯正は天然パーマやくせ毛を半永久的に直せる施術です。ただ、新しく伸びる根元部分は矯正の影響を受けないため、発毛周期に合わせて定期的に施術を行う必要があります。メンズの場合、縮毛矯正に通う頻度は3か月〜4か月が一般的です。
メンズの場合は女性よりも髪の毛が短い傾向があるため、より短い頻度で縮毛矯正を行うことで見た目のイメージをキープできるでしょう。ただ、2か月以内に複数回の縮毛矯正を受けるのはNGです。あまり短いサイクルで矯正を行うと髪へのダメージがさらに大きくなり、傷むのが早まってしまいます。

 メンズ縮毛矯正の価格相場

メンズ縮毛矯正の全国平均は11,000円〜12,000円です。ただ、縮毛矯正の価格相場には店舗によってばらつきがあり、美容室によっては数千円単位で差が出る場合もあります。
縮毛矯正の価格に差が出る主な要因は以下のとおりです。

  • 薬剤の種類
  • 美容師の技術料
  • 美容室の立地

縮毛矯正では複数種類の薬剤が必要ですが、高価な薬を使うほど施術料金が引き上げられます。美容室の立地によっても料金が変わってきます。たとえば、東京都内では施術料金が全国平均よりもやや高く、「13,000円〜15,000円前後」です。
クチコミサイトなどで店舗ごとの相場を比較して、コストを最小限に抑えられる美容室を選びましょう。

メンズ縮毛矯正がおすすめな人

メンズ縮毛矯正は、毎朝のスタイリングの時間がなかなか取れない人や、生まれつきくせ毛が強い男性におすすめです。ここでは、メンズ縮毛矯正が特におすすめな人の共通点を見ていきましょう。

スタイリングに時間をかけたくない人

くせ毛は1日の中でも特に朝の時間帯が強くなるため、スタイリングには時間がかかります。縮毛矯正によってくせ毛が扱いやすくなり、スタイリングの時間も大幅に短縮可能です。このように、メンズ縮毛矯正は毎朝のスタイリング時間を省いて髪への負担を減らしたい男性におすすめです。

くせ毛が強い人

くせ毛が強かったり、まんべんなく広がっていたりする場合、本格的な縮毛矯正によってくせを落ち着かせることができます。このタイプの男性は見た目にもくせ毛が目立ってしまい、ドライヤーなどでのセルフケアではお手入れが難しいのが事実です。
また、髪の毛の伸びるペースが早い男性も、根元部分のみに定期的に縮毛矯正を施すことで自然なスタイルに仕上げられます。

くせ毛が部分的にある人

部分的なくせ毛にお悩みの男性にも縮毛矯正はおすすめです。前髪や襟足はくせ毛が特に気になる部分のため、縮毛矯正を行うことでより自然な見た目に仕上がります。部分矯正では、薬剤の種類に特に注意が必要です。
アルカリ性が強すぎる薬剤では矯正効果が高い反面、その部分だけストレートが目立ってしまいます。仕上がりのイメージを統一するためにも、弱酸性の薬剤を使ってくれる美容室を選びましょう。
部分矯正は手軽なイメージがあるため、「セルフでもできるのでは?」と思われるかもしれません。ただ、部分矯正は特別な技術が求められる施術で、プロのスタイリストでも力量の差が出やすいといわれています。セルフケアでは髪の毛をかえって傷めてしまう可能性があるため、部分矯正であってもプロに任せましょう。

メンズ縮毛矯正で失敗した例

自然な見た目を手に入れられる縮毛矯正ですが、施術のパターンによっては残念な結果に終わってしまうケースも少なくありません。薬剤と熱の調整がうまくいかないと失敗してしまう可能性が高まるため、注意が必要です。
ここでは、メンズ縮毛矯正の主な失敗例と対処法を解説します。

真っすぐになりすぎた

髪の毛がストレートになりすぎてしまう原因は、薬剤の強さです。強すぎる薬剤は矯正効果も強いうえに、髪の毛に過度なダメージを与えてしまいます。薬剤のアルカリ性が強いほど髪を傷めてしまうため、注意が必要です。
弱酸性の薬剤は髪の毛と相性が良く、ダメージを最小限に抑えつつ狙った矯正効果を引き出せます。特に、デリケートな髪質の男性は使用する薬剤にも注意しましょう。

ダメージが強く毛先が傷んだ

矯正のダメージによって毛先が傷むのは、ある程度は仕方がありません。ただ、毛先が極端に傷み、いわゆる「ビビリ毛」になってしまうのは残念ながら失敗です。必要以上に毛先が傷んでしまうのは、熱と薬剤にあります。この2つのバランスが崩れると施術によるダメージが大きくなり、毛先まで傷んでしまうのです。
いわゆるアイロンワークに不慣れなスタイリストは熱によって髪に強いダメージを与えやすく、不自然な見た目が残ってしまいます。経験豊富なスタイリストを選ぶことも、縮毛矯正を成功させるポイントの一つです。

ボリュームが無くなった

矯正によって髪の毛のボリュームが少なくなってしまうパターンも珍しくありません。ボリュームがなくなる主な原因は、熱によるダメージです。強すぎる熱によって髪の根元までダメージを受けると、新しく伸びてくる髪の毛まで影響が残ってしまいます。
また、薬剤が強すぎるのも原因の1つです。熱や薬剤の影響は、施術直後は見えにくく、自宅に帰ってからダメージが見えてしまうパターンもあります。髪の内部にまで薬剤が残ると半永久的に影響が残ってしまいます。縮毛矯正の後はシャンプーでしっかりと薬剤を落とすことが大切です。
美容室の縮毛矯正で髪のボリュームがなくなったと感じたら、スタイリストとの相性が合っていない可能性があります。縮毛矯正のやり方が自分に合っていないと感じたら、思いきって担当のスタイリストに相談してみましょう。それでも、施術後の髪のボリュームに不満が残る場合は美容室を変えることも必要です。

髪の量が減った

縮毛矯正によって髪の量が減るのも、ほとんどは薬剤と熱の調整ミスが原因です。特に、縮毛矯正に慣れていない状態で強い刺激をくわえるとより大きなダメージを受けてしまいます。
また、縮毛矯正を何度も繰り返すとどうしてもダメージが蓄積されてしまうため、もともと弱いところから抜けることも珍しくありません。特に、30代後半〜40代以降は髪の毛が弱くなるため、縮毛矯正による傷みが目立ってしまいます。このようなケースでも、薬剤を髪質に合うものに変えたり、施術後は丁寧にシャワーを浴びたりすることでダメージの軽減が可能です。

メンズ縮毛矯正を成功させるためのポイント

髪質や体質に合った方法で縮毛矯正を行うことで、髪の傷みなどのトラブル予防につながります。ここでは、メンズ縮毛矯正を安心して成功させるためのポイントを見ていきましょう。

専門店で施術してもらう

縮毛矯正を受けるなら専門店のほうがよりおすすめです。専門店であれば施術に使う薬剤の種類が豊富で、場合によっては髪質に合わせてほぼオーダーメイドで薬を調合してもらうこともできます。また、縮毛矯正では髪へのダメージを最小限に抑えるため、処理剤が必須です。
専門店であれば処理剤のほうも幅広く取り揃えているため、髪への負担をより軽減できる薬を組み合わせることができます。
最近では、縮毛矯正の中でもメンズを専門に受け付けている店舗も人気です。男性と女性では基本となる髪質が異なるほか、スタイリングのニーズも変わってくるため、より手厚いケアを受けられます。
縮毛矯正に慣れていない人、一般的な店舗の施術では合わなかった人には専門店がおすすめです。

弱酸性縮毛矯正を選ぶ

髪へのダメージを最小限に抑えるなら、弱酸性縮毛矯正をおすすめします。頭皮を含めた素肌にとって最適なのは、弱酸性(pH5.5)の環境です。素肌はもともと弱酸性に保たれています。

一方で、市販のシャンプーやリンスにはアルカリ性のものが多く、素肌に直接触れると余計なダメージを与えてしまいます。頭皮のダメージはもちろん、髪の傷みの大きな原因です。
頭皮になじみやすい弱酸性の薬剤を使用して縮毛矯正を行うことで、髪の傷みを防ぎ、施術後もより自然な見た目に整えられます。
施術中だけでなく、日常のシャンプー・リンスを含めて弱酸性にキープすることを意識すれば、髪の傷みを長期的に軽減可能です。縮毛矯正で美容室を選ぶなら、弱酸性にこだわっているところがおすすめです。

部分的に矯正する

「本当に必要な部分だけ矯正を施す」ことも、髪へのダメージを最小限に抑える大切なポイントです。縮毛矯正の効果は半永久的に残るため、基本的に一度施術した部分には矯正を行う必要がありません。新しく伸びてきた根元部分のみに定期的に縮毛矯正を施す(リタッチ)ことでダメージが最小限に抑えられ、いわゆる「ビビリ毛」などを防ぐことができます。
部分矯正は全体矯正以上に繊細な技術が求められるため、専門店のほうがおすすめです。

仕上がりイメージを事前に伝える

施術前に仕上がりイメージをスタイリストに具体的に伝えておくことで、施術後の「こんなはずじゃなかった感」をなくせます。特に初めての美容室だったり、縮毛矯正に慣れていなかったりする場合は事前のイメージ共有が大切です。言葉だけで伝えるよりも、実際のモデルやタレントの画像を見せるほうが理想のスタイルがよりわかりやすいでしょう。
また、コンプレックスを伝えておくことも大切です。面長や丸顔、エラが張ったベース型など、輪郭のコンプレックスを具体的に共有しておくことで、ちょうどいいヘアスタイルとの組み合わせが見えやすくなります。
相性の合う美容室に長く通うことも、理想のスタイリングに近づける方法です。

施術後のケアをしっかり行う

縮毛矯正の効果を長持ちさせ、髪へのダメージを最小限に抑えるためにはアフターケアが大切です。アフターケアには主に以下のポイントがあります。

  • 当日のシャンプーは避ける
  • 寝る前は髪をしっかり乾かす
  • くせ毛専用商品を使わない
  • バンドなどで髪を固定しない

縮毛矯正の当日は特に髪の毛がダメージを受けやすいため、シャンプーによる洗髪は基本的にNGです。ただ、施術中の薬剤が髪の毛の内部に残っている可能性があるため、水洗いを丁寧に行い、トリートメントで保護しましょう。
施術直後に髪を固定すると、余計なクセがついてしまいます。いったんクセがつくとその後の矯正でも直しにくいため、できるだけ自然な形をキープすることが大切です。
縮毛でお悩みの男性は、くせ毛専用商品を日頃から使っているかもしれません。ただ、くせ毛専用商品の中には肌にとって刺激の強いアルカリ性が多く、髪にダメージを与えてしまいます。シャンプーやトリートメントを含め、毎日のヘアケアでは弱酸性のアイテムを選ぶことで髪の保護につながります。

縮毛矯正向けのスタイリング剤を使う

縮毛矯正で見落としがちなのがスタイリング剤です。スタイリング剤は毎日使うため、相性が悪ければ余計なダメージが蓄積されてしまいます。縮毛矯正向けのスタイリング剤を使うことで髪を保護するとともに、矯正効果の維持が可能です。
スタイリング剤にも成分によってさまざまな種類があるため、いくつか試してみて自分に合うものを選びましょう。

 メンズ縮毛矯正をするときのおすすめの依頼方法

「美容室で縮毛矯正を受けたいけど、どうやって頼めばいいかよくわからない」という男性も多いのではないでしょうか。縮毛矯正ではまず、「イメージの共有」が大切です。
スタイリストに画像を見せたり、過去のスタイリングを伝えたりすることで自然とイメージが共有でき、理想の縮毛矯正が実現できます。ここでは以下のシチュエーションに分けて、縮毛矯正のおすすめの依頼方法を見ていきましょう。

  • 初めての矯正
  • 過去に矯正したことがある
  • 部分矯正

初めての矯正の場合

縮毛矯正を初めて受ける場合、施術前に理想の仕上がりイメージを画像で見せることが効果的です。目指したいスタイリングを言葉にして伝えるのは難しく、時間がかかります。画像や動画であれば誰であっても直感的にイメージしやすく、短時間でのコミュニケーションが可能です。
また、コンプレックスをあらかじめ伝えておくことも方法の一つとして挙げられます。「面長をできるだけ隠したい」など、顔のコンプレックスをあらかじめ伝えておくことで、スタイリストもそれに沿ったスタイルを考えやすくなるでしょう。
とはいえ、初めての美容室でいきなりコンプレックスや悩みを伝えるのは難しいかもしれません。最近ではWebサイトやLINEからスタイリングについて相談したり、事前予約の段階で気になる点を伝えたりできる美容室が増えています。直接のコミュニケーションが少し恥ずかしい人はまず、事前相談から始めてみましょう。

過去に矯正したことがある場合

過去に縮毛矯正の経験がある場合は、その時のスタイリングを具体的に伝えることがおすすめです。定期的に縮毛矯正を行っているのであれば、肌に合った薬剤や熱の力がある程度分かっているため、それを具体的に伝えましょう。
イメージをなかなか言葉にできない場合は、画像として残しておくのもおすすめです。途中から美容室を変える場合、それまで使っていた薬剤が用意されていないこともあります。
また、施術方法もスタイリストによって個性があり、必ずしもあなたに合った薬を使ってくれるとは限りません。希望をかなえてくれる美容室を、時間をかけて探すことも、縮毛矯正を安全に行うポイントの1つです。

部分的に矯正したい場合

部分矯正はクセのついていない部分をさけて施術を行う必要があり、スタイリストの力量がより問われる施術でもあります。そのため、まずは「部分矯正に慣れている美容室(スタイリスト)」を探すところから始めましょう。
特に、新人のスタイリストの場合、部分矯正にあまり慣れておらず、施術後にトラブルがみられる可能性があります。縮毛矯正の専門店であれば部分矯正をはじめ、幅広い施術に熟達したプロが揃っているため、難しい施術を受けたい場合もおすすめです。

メンズ縮毛矯正と相性のいいヘアスタイル

縮毛矯正後はストレートヘアや残っているクセを活かすことで、さまざまなヘアスタイルと合わせることができます。きれいなストレートを活かしたいならセンターパートがおすすめです。ストレートアイロンをスタイリングで使用することにより、自然な落ち着きを持たせられます。
清潔感をさりげなくアピールしたいならミディアムカットもおすすめです。やわらかなブラウンカラーを効果的に入れることで、落ち着いた中にもほどよい軽さを演出できます。その他、前髪が重めなら黒髪マッシュに仕上げたり、大胆なツーブロックでアクティブな雰囲気を出したりと、輪郭に合わせて幅広いスタイルにチャレンジ可能です。

メンズ縮毛矯正をした後のおすすめセット方法

縮毛矯正後のセットでは、ドライヤーの使い方がポイントです。乾かし方によってはかえって髪に余計なダメージを与えてしまうため、正しいケアが求められます。ドライヤーをあてる際は、髪の根元から毛先にかけて乾かすのが基本です。
この時、頭皮を指の腹で軽くこすりながら、根元部分にしっかり風を送るように乾かすと自然な仕上がりになります。ボリュームを強調したい部分は根元をこすりつつ、髪を軽く持ち上げながら風を送ることで根元がふっくらした感じに見えるでしょう。
反対に、ボリュームを抑えたい場合は髪をしっかり下ろしたうえで、上から下に向かって風をあてます。より自然な仕上がりを目指したいならストレートアイロンとワックスを組み合わせたスタイリングがおすすめです。

メンズ縮毛矯正の注意点

メンズ縮毛矯正はもともと髪に負担をかける施術のため、アフターケアを含めて慎重に行う必要があります。縮毛矯正の主な注意点は以下のとおりです。

  • アイロンの使用は数日空ける
  • ヘアカラーをする場合は別日にサロンで行う
  • セルフ縮毛矯正は避ける

それぞれのポイントをより詳しく解説します。

アイロンの使用は数日あける

縮毛矯正の直後からヘアアイロンをあてるのはNGです。ヘアアイロンは髪の毛のクセを落ち着かせる効果があります。ただ、縮毛矯正の直後はまだ髪の毛にダメージが残っており、ヘアアイロンによって余計に負荷を与えてしまうのです。ヘアアイロンは縮毛矯正から3日程度経ってから使用しましょう。
しかし、数日経っても髪の毛のダメージが残っている場合、もちろんアイロンはNGです。施術後、髪の毛がひどく傷んでいるなら、担当のスタイリストに相談しましょう。

ヘアカラーをする場合は別日にサロンで行う

基本的に、縮毛矯正当日のヘアカラーはNGです。ヘアカラーではどうしても髪の毛がダメージを受けるため、縮毛矯正と重なると頭皮を含めて余計に傷めてしまいます。
また、自宅でのヘアカラーは髪の毛を傷めるリスクがあるため、サロンでお願いしましょう。

セルフ縮毛矯正は避ける

最近ではセルフでの縮毛矯正を紹介する本や動画が増えています。ただ、縮毛矯正は専門的な知識と繊細な技術が必要な施術であり、個人の判断で行うと髪を傷めてしまうため、大変危険です。
縮毛矯正のダメージは目に見えにくく、知らないうちに乾燥や「ビビリ毛」が進行してしまうことも珍しくありません。大切な髪の毛を守るためにも、セルフでの縮毛矯正は避け、信頼できるサロンでお手入れを続けましょう。

メンズ縮毛矯正に関するよくある質問

メンズ縮毛矯正にまつわる「よくある質問」をまとめました。

ボリュームダウンしすぎない方法は?

縮毛矯正では髪をストレートにするため、年齢や髪質によってはボリュームダウンしたように見えてしまいます。縮毛矯正後もある程度のボリュームを残したい場合は、レイヤーカットやグラデーションカットがおすすめです。髪の毛をいくつかの毛束ごとに分け、軽く段差をつけるカットのため、自然なボリューム感を演出できます。
また、「酸性縮毛矯正」もおすすめです。酸性縮毛矯正なら通常の縮毛矯正よりも髪の水分量やタンパク質が保たれるため、もともとデリケートな髪質の男性でも自然なボリューム感を楽しめます。髪のボリュームでお悩みの男性は、スタイリストに相談しましょう。

失敗した場合、お直しは可能?

ほとんどのサロンでは縮毛矯正後のかけ直しを受け付けています。ただ、サロンとの相性が原因で矯正に失敗した可能性があるため、できるだけ同じサロンは避け、違うサロンでお直しをお願いしましょう。

矯正当日シャンプーはしていい?

縮毛矯正当日は髪へのダメージがまだ残っているため、シャンプーは基本的にNGです。水洗いのみで髪内部に残っている薬剤をしっかり洗い流しましょう。
縮毛矯正後は髪質が大きく変わってしまう可能性があるため、トリートメント力がより高いシャンプーに変えることで髪を保護できます。

施術時間はどのくらい?

縮毛矯正の施術時間は平均して1回あたり2時間前後です。ただ、髪質や使用する薬剤の種類によって施術時間は変わってくるため、あらかじめサロンに相談しましょう。

頻度や持ちはどのくらい?

一般的な縮毛矯正の場合、効果の持続期間は3〜4か月程度です。1〜2か月以内の短いスパンで施術を受けると髪のダメージが回復しきれないため、傷みを早めてしまいます。根元のクセがそれほど気にならないミディアム〜ロングの場合、半年ごとの施術でも効果を実感可能です。
髪質や肌質によっても最適な施術頻度が変わってくるため、お悩みならサロンに相談しましょう。

まとめ

強いくせ毛をストレートにするには継続的な縮毛矯正が必要です。特に、メンズは一般的に女性よりも髪が短いため、より短いサイクルで施術を受ける必要があります。ただ、あまり頻繁に縮毛矯正を受けると髪に蓄積したダメージが回復できないため、傷みを早めてしまいます。般的に縮毛矯正のサイクルは3〜4か月前後がおすすめです。
縮毛矯正によって髪のダメージが目立ちすぎる場合、薬剤や熱のかけ方が合っていない可能性があります。髪への刺激が少ない弱酸性縮毛矯正や祝網矯正専門店を選ぶことで、髪のダメージを減らし、より長いスパンでの矯正が可能です。
信頼できるスタイリストに理想のイメージを共有し、自分に合った方法で縮毛矯正を受けましょう。

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